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下関の自然2

更新日:2024年2月3日更新 印刷ページ表示

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下関の自然と当館について紹介した冊子です。

こちら↓よりPDFが無料でご覧いただけます。

下関の自然2 [PDFファイル/14.36MB] (←2024年2月3日に誤字脱字を一部修正)

※ このPDFは画像をだいぶ圧縮しております。なお、現時点では冊子体は販売はしておりません。

はじめに

2014 年に開館10 周年を記念して作成した本が『下関の自然』であった。この本はそれまで調査して収集した記録を基に分類群ごとに写真を主体として身近な下関の自然を紹介したものであった。あれから10 年が経ち、あの当時自然ガイドシリーズは72 シリーズであったものが、131 シリーズまで増やすことができたし、研究報告書もあの当時は6 号であったのが、現在は16 号になったのであの時にはわかっていなかった多くの情報が蓄積された。

 

そこで、開館20 周年を記念して作成したのが、本書『下関の自然2』である。この本では、10年前に作成した本とは違い、分類群ごとに紹介するのではなく、より身近な自然を知ってもらうために分類群を垣根なくに紹介することで専門の知識がない人でも直観的に理解してもらえるようにした(自然界では分類群ごとにいるわけではなく、分類群の垣根を超えて混在して関わっているわけだから)。

 

まず、第1 章で「環境ごとの自然」として身近な環境ごとで見られる自然を、風景としてまたは外観的に知って貰えるようにした。自然史博物学のもっとも重要な視点は分類群を超過したシームレスの自然の俯瞰である。そこで、この章ではこれまで得られた知見と経験から環境ごとの自然をわかりやすく紹介した。

 

次に、第2 章では「自然の中」として、第1 章で知って頂いた生物や植物などの体の中について知って頂けるようにした。自然を形作るのは、動物や植物、岩石などであるが、それらの中には広大な別のマクロな世界が広がっている。そこで、それについてわかりやすく紹介した。

 

そして、第1 章と第2 章では現在の自然を空間軸に注目して紹介したわけだが、第3 章では時間軸に注目し、「時代ごとの自然」として、古生代から新生代までの台地を形つくっている岩石や鉱物、化石、そしてそれらが形つくる地形を紹介した。

 

さいごに、第4 章で当館の説明をした。当館にはここに記した基となった標本や資料が収蔵・展示されているから、第1~ 3 章で現地・現物の存在を知った人が、第4 章で当館に来てそれらをより詳しく知ることができるように当館のガイドをした。

 

つまり、この本は、この1 冊ですべてを理解するのではなく、当館の展示、収蔵、刊行物をリンクすることで、より膨大な知識と実物を読者自身の趣味・趣向でどんどん知ることができるようになっている。そこで、この本の中には刊行物へのリンクができるよう関連書籍の紹介も含めている(そのため、鳥類や爬虫類をはじめとしたこれまで刊行物で出していない分類群についてはほとんど触れていない)。さらに、体験して知識を深めたい人は当館のイベントなどに参加して頂けたらよりその知見を深めていくことができる。

 

ぜひ、この本を読んだ方が、当館の知識と技術の『沼』にはまり、下関の自然史博物学を深めて頂けたらありがたい。
この本はそのための呼び水である。


豊田ホタルの里ミュージアム
学芸員 川野敬介

 

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note

この冊子の誤植の訂正や著者の勘違い、新しい研究で常に学術的な常識は変わりますのでその変化情報を以下に補足します。
P. 4(2024年6月27日更新)<外部リンク> :シアノバクテリアが地球上に酸素をもたらしたと書いてますけど、最近の研究でシアノバクテリアの出現よりだいぶ前に酸素を生み出す生命がいたようなので補足します。

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