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企画展関連 平成18年7月 タガメ
タガメは、日本最大の水生昆虫で、非常に強力な捕食者です。また、タガメは、近年激減し、絶滅が危惧されています。このようなタガメについて、現状や生態について多くの方に知っていただき興味を持っていただこうと、昨年タガメの里親を募集し、一齢幼虫から成虫まで飼育していただきました。
今回の企画展はその参加者のタガメ飼育記録の発表と、合わせてタガメとはなんなのか?ということを紹介する展示になっています。
開催場所:豊田ホタルの里ミュージアム 常設展示室
開催期間:平成18年7月11日~9月3日
展示室入り口
日本に分布するタガメとタイワンタガメの標本展示
タガメの生態、形態について紹介した展示
世界のタガメを背面・腹面から見ることができる展示とタガメの化石の展示
タガメとコオイムシ、ベトナムのコオイムシの3種の生体展示
タガメ里親の飼育記録パネルと飼育記録などの展示
本企画展では、タガメという昆虫がどのような昆虫であるのかについて、標本や化石、生体によって紹介しています。また、タガメを研究されている研究者による研究内紹介パネルなど、タガメの不思議な生態や形態に秘められた秘密などについても紹介し、タガメという昆虫をいろいろな角度から捉えることができます。標本においては、体長10cmを超えるナンベイオオタガメから最小のタガメであるメキシコタガメまで、世界に分布する約半数のタガメを展示しています。また、タガメの近縁種であるコオイムシ亜科の昆虫の標本も6種の標本を展示しています。4畳半くらいしかない展示室は、タガメ一色です。
是非、一度このタガメの部屋にお越しください。