豊田ホタルの里ミュージアムの活動記録をご報告いたします。ただ、体験学習の活動記録については、体験学習のページでご報告いたしますのでそちらをご覧ください。

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《2017年度》 No. 182

 タイトル

次の企画展(予定)

書込日
3/15
オイカワ♂の鱗
内 容 

 次の企画展は「身近な魚の鱗(うろこ)」です。企画展のタイトル通り、鱗について紹介した内容を考えています。そこで、ただ今 身近な魚を中心にいろいろと調べています。

 魚の鱗というのは、骨が変化したものですので、ヘビの鱗とはそもそもが違います。ヘビの鱗は成長とともにあまり大きくなりませんから脱皮しないといけませんけど、魚の鱗は骨ですから成長とともに木の年輪のように大きくなります。人の歯と同じような成分でできている点も面白い!

 また、ウナギやドジョウに鱗がないt思われているけれど、ちゃんとあります。ウナギの場合は皮膚の下にありますけど、うん、面白い!

 さらに、鱗はすべて同じでなくて、側線器という穴の開いた鱗があって、その穴は周囲の情報を感知する感覚器になっています。そのお蔭で、イワシの群れなどは回りにぶつからずに群れ泳ぐことができるといわれています。これまた面白い!

 くわえて、鱗は体の栄養(カルシウム)を蓄積するための貯蔵庫としても機能しているらしい、、、なんて面白いのだ!

 他にも、サメやエイが持つ鱗は「楯鱗」という鱗で、シーラカンスやハイギョが持つのは「コスミン鱗」と、またちょっと変わった鱗で、チョウザメやガーが持つのは「ガノイン鱗」というとても硬い鱗で、そして他の魚は「骨鱗」という薄いものです。どうにか、この4種類の鱗を展示したいけれど、、、シーラカンスやハイギョ、ガーなんてそのあたりに落ちていないし、、どこで手にいれればいいのだろう〜〜。。(川ノ)。


《2017年度》 No. 183

 タイトル

十魚十鱗

書込日
3/22
※スケールは1mm
内 容 

 次の企画展は魚の鱗ですので、最近は時間を見つけては魚の鱗を調べています。いろいろな種類の鱗を顕微鏡で見ていると、それぞれ形が違ったり、色が違ったりして、面白いものだと感心してしまいます。
 また、写真を撮影したりしてみているけど、そのまま撮っただけではなんとも味気ない。。。鱗にだけ染色して、蛍光で光らせて撮影できないかと、、いろいろと試行錯誤しています。

 あと、春季のテーマ展は「下関の海浜の砂」という内容を考えていて、海岸の砂も調べています。鳴き砂なども結構見つかるし、海岸によっては全然違って面白いものです。

 身近な物や知っているつもりでいるものも顕微鏡で改めて見ると、そこに見える物には発見があります。ぜひ、展示ができたらご覧いただけたらうれしいです。

  鱗を顕微鏡でずっと見ていると、レコード盤のように見えてきて、レコード針をおいてみたい、、なんて、そんなバカみたいなことばかり考えてしまいます(川ノ)。


《2017年度》 No. 184

 タイトル

魚拓の試行錯誤

書込日
3/24
内 容 

 鱗の企画展のために、魚拓を作成しようと模索していました。最初は、ふつうの方法で作成してみました。でも、どうやっても、鱗に開いた側線孔が写りません。これではただの鑑賞用の魚拓になってしまいます。。
 
 次に試したのが、スキャナーで撮影する方法でしたが、デジカメで撮影した方が綺麗でした。特に、愛用しているデジカメ(SIGMA dp2)で撮影すると綺麗に写りました。でも、それでは、ただの写真になってしまう。。

 そこで、次に試したのが、魚の骨を染める溶液を用いた方法でした。これでは、骨と同じである鱗を鱗を染めて蛍光させて撮影しようとしてみました。もう、この時点で魚拓ではなくなってしまっているけれど、目的を鱗と側線孔をよりよく見せることにシフトしていたので、この方法に行き着きました。
  でも、死んだ魚では鱗が染まるはずもなく、うまくいきませんでした。。。 困ったことに私は、虫にしろ、魚にしろ、生き物を殺すことが苦手なので、展示で死んでしまって保存していた魚しか手元にないので、この方法はうまくいかなかったのです。。。いやはや。。。

 どうしたものか、、と考えあぐねたあげく、透明の蛍光液を魚に塗って蛍光させて光らせることにしました。すると、やっと、各鱗をはっきり見せることもできたし、側線孔は水をはじくようで、それも見れるようになりました。

 なかなか、鱗を見やすく撮影するというのも骨が折れるものです。次は、鱗の模型を作ったり、これらの標本をグリセリン置換標本にしたり、なかなかやることが多い。また、同時並行で進めている、春季テーマ展の海浜の砂についても調べないといけない。。。生物学と地質学を行ったり、来たり。でも、そんなことより大変なのが、花粉症。(川ノ)


《2017年度》 No. 185

 タイトル

鱗ってよくできてるな〜

書込日
3/28
内 容 

 身近な魚の鱗を電子顕微鏡で観察してみました。。鱗の年輪みたいなところの先端には小さな刺が並んでいて、他の鱗と固定できるようになっていて、こんなに小さいのによくできているな〜と改めて、感心。大したもんです。

  写真などは少しずつ準備できてきたけれど、展示自体は特にできていない。。。間に合うのだろうか、、、 こんなことをいつも言っているような気がする。。。。。
  これまで、企画展、テーマ展合わせると120個くらい作ってきたけれど、毎回毎回こんな感じ。。。なんとも情けない(川ノ)


《2017年度》 No. 185

 タイトル

砂の個性

書込日
4/1
内 容 

 海岸の砂なんてどこも一緒でしょ。と自分でも思っていたけれど、実際調べてみると、海浜毎に砂の構成物や粒径など違いがあって、個性があります。

  下関は瀬戸内海と日本海と海岸線が長いので、この個性がまたとてもよくわかる。5mm×5mmのシールで取った砂でもその個性がよくわかります。面白いものです(川ノ)。


《2017年度》 No. 185

 タイトル

鱗の数

書込日
4/2
内 容 

 魚には鱗がいっぱいあるけれど、、、一体、何枚くらいあるのだろう?よくわからないから、数えてみました。すると、734枚ありました。また、鱗の形は体の部位で違いがあるようでした。なかなか、鱗の世界も奥が深い。。。

  展示する標本もいろいろ作りました。見たことないような魚も頂くことができたので、解剖してみました。他にもいろいろと解剖したり、調べたりしてみました、、、もう、手が魚臭い〜(川ノ)。


《2017年度》 No. 186

 タイトル

鱗のいろいろ

書込日
4/8
内 容 

 魚の鱗に関する企画展がほぼ完成しました。また、もう一つの展示の「下関の海浜の砂」の展示も大体できてきました。いや、、苦労した。。。

 でも、休んでいる暇はない。 次は、夏季企画展と夏季テーマ展を作らなきゃいけない。

  今年は、ホタル祭りが5月末からなので、夏季企画展とテーマ展を早くから開催しないといけないのです。。。

  夏季企画展は、「螢の心臓と蟲の心臓」という内容を予定しています。これまで3年かけて、夏季企画展で節足動物(昆虫類、甲殻類、鋏角類、多足類)の体の中を紹介してきました。
 
  具体的には、3年前の企画展は、節足動物の神経系(脳)、2年前は呼吸器系(呼吸)、昨年は消化器系(内臓)、そして、今年は循環器系(心臓)というわけです。このシリーズ企画展は、10年計画で節足動物の体の中を紹介するという、ちょっとは壮大な企画展(と勝手に思っているもの)。やっと、腹側から、脳→呼吸器→内臓ときて、一番上にある心臓まできました。果たして、ちゃんとできるのだろうか〜。。。自信はないけど、やるしかない。

 また、夏季テーマ展は、収蔵標本「蝶類」です。2年前にも同じタイトルのテーマ展を開催しましたが、あれからまた蝶類の標本が増えたり、整理が終わったりしたので、それをまた一同に展示するというものです。

 さぁ、次いってみよう〜 (川ノ)。


《2017年度》 No. 187

 タイトル

光る魚の光るところ

書込日
4/19
ヒカリキンメダイ(撮影:KS)
ヒカリキンメダイの発光軌跡
ヒカリキンメダイが発光する映像
ヒカリキンメダイの発光器切片
内 容 
 魚の鱗の企画展も無事できましたので、次は発光する生物の発光器を調べることにしました。そこで、最近は、ヒカリキンメダイ、ヒカリマツカサウオ、ホタルイカの発光器の切片を顕微鏡で見て、観察しています。

 発光器というのは、これまでホタルなど昆虫類のを見てきたけれど、魚もイカも興味深い(川ノ)。

《2017年度》 No. 188

 タイトル

次の企画展

書込日
5/6
内 容 

 次の企画展は、『螢の心臓と蟲の心臓』というものです。つまり、節足動物(昆虫、多足、甲殻、鋏角類)の心臓(循環器)を紹介するものです。

 これまで、3年かけて神経系、呼吸器系、消化器系を取り出して、展示してきましたけれど、心臓というのは、難しい。。ピンセットで取り出そうとすると、その貧弱な器官はすぐに切れてしまう。また、ザトウムシやヤスデの場合、あるべきところをいくら探しても見つからない。。。。 どうして、見つからないのか。。。試しに染色してみると浮き上がってきた!なんと、ザトウムシやヤスデの心臓は透明だった!!ガラス細工のように透明で見えなかったとはいえ、まったく、なさけない、、自分の未熟さを感じます。ただ、少しずつ、攻略できてきた。

 学芸員の仕事というのは、
『そのあたりに落ちている石ころや虫けらに価値を見出す』ということだと思うけど、それは難しい。でも、これをするには、「知識」と「技術」が必要になる。たぶん、この知識というのが『学』であって、技術というのが『芸』なのでしょう(本当かどうかは知らないけど)。
  でも、まだまだ両方未熟すぎる。。企画展を作る度に思い知らされる。ただ、誰でもわかる「綺麗」とか、「珍しい」とか、「大きい」とかいう価値を展示するのは簡単だけど、それをやったら学も芸も磨けないから、頑張って価値を見出すしかない。
  とはいえ、どうやっても肝心のホタルの心臓が取り出せない。。。ホタルより小さいザトウムシのは取り出せたのだから、取り出せるはずなのだけれど、見つからない。 いったい、どうやったら見つけることができるのだろうか。。。困った〜

 なかなかうまくいかないけれど、節足動物の心臓というもの自体は、知れば知るほどよくできている!たとえば、タガメなど昆虫の場合は翅や脚の根本にも小さなポンプが補助的についているし、ザトウムシの場合は大きなポンプに1対にパイプがつながって、体全体に体液が循環できるようになっている。こんな小さな生き物が、無駄のない完璧なデザインのポンプ(心臓)を有し、それが体の中で常に動いて体液を循環しているなんて、スゴイ!としか言いようがない。

  春になり、草むらには多くの生き物が出てきました。それらを眺めながら、その小さな体の中の小さな鼓動を感じることができるようになっただけで、よかった(川ノ)。


《2017年度》 No. 189

 タイトル

ゲンジボタルの心臓

書込日
5/17
内 容 

 やっと、ゲンジボタルの心臓を取り出すことができました。いや〜、、苦労した。。ような気がする。
 
  最近、このような小さな生き物の器官をどうやって取り出すのか?と聞かれることが多々あります。けれど、特に、特別な方法なんてなくて、顕微鏡を覗きながら少しずつ取り出しているだけだから、、、どう説明していいのやら。。と思います。

 でもまぁ、参考になる人がいるのかわからないけど、簡単に書いておこうと思います。ただ、独自の方法なので、正しい方法なのかについてはわかりません。

 まず、生きた生き物を殺してすぐに生理食塩水などの中で解剖するのが一番いいですけど、わざわざ内臓を取るだけで殺すのはかわいそうですから、私の場合は、展示などで死んだ生き物を保存しておきます。
  その保存の仕方が大事です。ふつうの昆虫標本みたいに乾燥しては、ミイラのようになってしまって、このような器官は残りません。エタノールやホルマリンなどの固定液につけるのもよくありません。自分の中で一番いいと思っているのは、小さなチャック付袋に水を入れて、その水の中に死んだ個体を入れて、水ごと冷凍する方法です。そうすれば、ゆっくり解凍すれば、死んだときの状態のまま解剖することができます。なお、脳(神経系)は比較的強いのでエタノールなどでも十分残ります。
 
  次は、解剖の方法です。まず、トビムシなどのとても小さな生き物を解剖する場合は、爪楊枝の先にまつ毛などをつけた物や細い針の先を研ぐか、溶かした小さなメスなどを使います。また、ホタルくらいの大きさであれば、先の細いピンセットや眼科用のハサミなども使います。ピンセットやハサミは油砥石などで研いで使いますが、用途に応じてピンセットの先を曲げたものや、平たくしたもの、片方をメスのように研いだものなども用意しておくと使いやすいです。

 また、脂肪などが多くて器官が見えにくい場合は、電池式カイロの上にシャーレをおいて、そのシャーレを水で満たして、水酸化カリウムなどを適宜入れて、温めながらタンパク質を透明にしながら解剖したりもします。

 他にも、、と書いていくとキリがないような気もするので、このへんでやめておきます。

 まぁ、種類によって、いろいろな方法を組み合わせて解剖します。ただ、特別なことや特別な道具はほとんどありません。ぜひ、興味を持たれた方がいたら、試してみてほしいです。生物のスゴサを感じることができると思います(川ノ)。


《2017年度》 No. 190

 タイトル

雑誌『とよたの』

書込日
5/26
内 容 

 祝、豊田のホタル祭り50周年。ということで作成された雑誌『とよたの』。ホタルのことや豊田のこと、ホタル祭りのことと満載です。ホタル祭り会場および道の駅で販売しています。 定価500円です。
 詳しくは、以下の目次と上の参考ページをご覧ください。部数に限りがありますので、お早めにお買い求めください。通信販売については豊田町観光協会HP(http://toyotacho.com/)をご覧ください。


                目 次

なぜ、ホタル祭りははじまった? ……………………… 2
ホタル祭りはどんなことする? ………………………… 4
ホタル祭りの変遷… ………………………………… 6
ホタル祭りに関わる人々… ………………………… 8
コラム1● ホタル俳句大会… ………………………10
十人十色 私と蛍と蛍祭り
私と蛍と蛍祭り1 石永 ヒサ子さん……………………12
私と蛍と蛍祭り2 村田和子さん…………………… 14
私と蛍と蛍祭り3 藤井 希志子さん…………………16
私と蛍と蛍祭り4 秋枝 和子さん… …………………18
私と蛍と蛍祭り5 清廣 哲也さん… …………………20
私と蛍と蛍祭り6 上中 猛さん… ……………………22
私と蛍と蛍祭り7 中野 博友さん… …………………24
私と蛍と蛍祭り8 田中 和夫さん… …………………26
私と蛍と蛍祭り9 吉本 知則さん… …………………28
私と蛍と蛍祭り10 今田 岳村さん… …………………30
コラム2● ゲンジボタルほど変わったホタルはいない…32
豊田とホタル
ホタルと豊田… …………………………………34
日本初のホタル舟とは… ………………………36
豊田のホタル… …………………………………38
ホタル籠プロジェクト… …………………………40
コラム3● 豊田は川がとにかく多い=ゲンジボタルの生息地が多い……………………………………………………42
違った視点で見るホタル
螢見から螢祭りへ 後藤好正… ………………44
熱帯の蛍と人 小松 貴… ……………………46
コラム4● 豊田のゲンジボタルの発生の特徴… ……48
豊田町の紹介
とよたの名所… …………………………………50
とよたの宿… ……………………………………52
とよたの温泉… …………………………………54
日本のホタル… …………………………………56
ゲンジボタルの生物学…………………………60
こっそり教えるホタルの楽しみ方… ……………64

(川ノ)


《2017年度》 No. 191

 タイトル

ゲンジボタルの形

書込日
6/9
腹部形状
腹部の形状分布
前胸の断面の形状
頭部の形状分布
内 容 
 ゲンジボタルを見ていて、いつも不思議なことがあります。それは、「どうして、雄が光る必要があるのだろう〜?」ということです。
  雌が光っていたら、その光を目印に飛んでいけばいいのだから、雄は光らなくていいはず。ヒメボタルや北米のPhotinusなどのように緻密な発光コミュニケーションをしないゲンジボタルはなおさら。また、自分の光は複眼の感度が高い上に、眼の腹側の方が感度が高いのだから、飛びながら光ると、自分の光が一番邪魔な光になるはず、、、、、。でも、今年も雄たちが原元気に飛びながら光っています。その光景を見るたびに、「何故、あなたたちは飛びながら光るの?光らない方が雌が目立って見つけやすいし、そもそもまぶしいでしょ?」と聞いてみたくなるのです。

 そこで、今年は、雄が飛んでいるときの光が眼の邪魔になっているかどうか、ということを調べています。まずは、体の形状を細かく計測して、発光器からの光がどのように広がるかを調べて、他にもいろいろ調べています。
  その結果、どうやら自分の光は眼には直接届かないようで、それを可能にするために、いろいろよくできていることがなんとなくわかってきました。でも、どうして光る必要があるのか?ということはわからずじまい。。。。(川ノ)。


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